2017年8月29日火曜日

マウンテンサイクリングin乗鞍 (乗鞍ヒルクライム) 2017 出走レポート

ロードバイク乗って長いんだけど今年の乗鞍ヒルクライムに初参加しました。

自分はヘビー級で減量も成功したことがないオッサンなので、ヒルクライムレースはつらいから避けてたんですが、折角だから乗鞍の景色を見てみたいというサイクリングの原点にかえって出場することにしました。
減量できないなら割り切って「体重はまったく考えずに、とにかくパワーアップしてカバーしよう」とZwiftでひたすら負荷をかけて飯をたらふく食う!ということを続けてました。
結果、体重は78kgから微動だにしなかったけど、体脂肪率は16→12%。

レースのスケジュールは、土曜の午後に受付を済ませて、日曜朝にレースなので、土曜晩はどこかで宿泊が必要。
松本市内から会場の乗鞍高原までは遠いので当日朝に移動したくはない。さわんど温泉という場所に宿を確保したのですが、Airbnbで予約したらなんと一方的にキャンセルを通知された!宿も表示が消えてる。どうやら違法民泊だった…!?そういうことってあるんですね。結局、直前になって松本市内に宿をとる羽目になった。これが最悪で、今年は乗鞍高原に向かう途中に土砂崩れがあってひどい交通渋滞が発生しているため、当日はとても朝早く出発する羽目に。

金曜日を全休にして、松本市から北に1時間少々、白馬村の嫁さんおすすめのペンションに宿泊。土曜日に白馬村でひたすら遊んで、午後になってから乗鞍に移動。
白馬村にて本物の蒸気機関車おもちゃに乗って遊ぶ。アスレチックも満喫。

受付会場の乗鞍高原は松本市から40km、900mupなんだけど、道を自動車で走ったかんじ、自転車で行くのは絶対に無理ですね。(でも行ってる人居るみたい…)
トンネルが細すぎて、自動車が端までぎりぎり。バスは中央線からはみ出して反対車線にかかって走るほどの細いトンネル。怖いもの知らずの学生の頃なら自転車で通るかもなあ。今の自分には無理。
道中の梓湖というのがダム湖で、東京電力の発電所になってるんですね。
1960年代に険しいV字渓谷のど真ん中につくられた東電の施設、その作業用道路というおもむきの古くて怖い場所。ときどきトンネルから出る場所以外ほとんど景色を見ることもなく、ひたすら1960年代に掘られた恐怖のトンネルを進むかんじ。前述の崖崩れ渋滞がひどくて道路が動いてないんだけど、トンネルに路肩もなく自動車が端までせまってるので自転車ですり抜けすらできない狭さ。

乗鞍高原、下界と隔絶されすぎでしょ。あらためてその秘境感にびっくり。

結局、崖崩れ渋滞の影響で受付時間に遅刻してしまったけど、受付延長されてて助かった。
家族が応援用のバスに乗って上がりたかったんだけど、バスはどうやら定員も少なくて、受付開始後すぐに締め切られる倍率の高さのようでした。朝一で並ばないと無理ですね。他の手段で、有料でもいいからのぼって応援したい!と思っても無理なもよう。
受付後すぐに松本市までおりて、ごはんたべて寝る。
安曇野市(といってもかなり松本市・乗鞍寄り)のLa Felicitaというパスタやさん。カーボカーボ。センスいい感じでメニューが華やかなのに、安くてファミレス的な客層で子供連れでも入りやすかった。
で、遠足の前日は寝られないの法則で一睡もできず、寝るのはあきらめて朝2時に出発。嫁子供は宿で朝までそのまま寝て公共交通機関で松本市を観光。
この時間なら、崖崩れによる渋滞もなく、崖崩れ区間は普通に信号待ちして通過。朝3時すぎに到着できた。

駐車場は事前の資料にあったものと違って、観光センターより上は全面通行止めで駐車場は使えない。路駐してくださいって言われた。農道は路駐アウトだけど、観光センター周辺の私道は大丈夫ということらしく、みんな言われるがままにズラリと路駐。
5時すぎまでは機材をセットアップしたりローラー台をセットアップしたり飯くったりしてゆっくり過ごす。5時すぎからアップ開始。

アップしてたらとにかくトイレにいきたくなる。前日一睡もしてないし、松本市から乗鞍高原に移動する間、運転してたらのどがかわくのでどんどんお茶を飲んでいたせいかもしれない。
5時過ぎの時点ですでにトイレは行列。
ここで子連れの強み、幼児用オムツ登場!防臭オムツ袋やおしりふきも完備。自動車の窓に目隠しをして、車内で。防臭オムツ袋は数日においが出てこないようになっていて、おしりふきと一緒に密封すれば完璧。
大人用オムツはかさばって処理にも困るし、一回で使い切りならば幼児用オムツの容量で困ることもない。(小の吸い込みは結構ぎりぎりだけど…)しかも幼児用オムツは激安。
6時半まで念入りに飯をくってアップしつつ用を足しつつ、おなかの調子を整える。出走直前まで好きなだけ用を足せるというアドバンテージを最大限活用してしまった。

レース自体は割とつつがなく進行。
最近Zwiftしてると調子が二段階あって、調子いいときはFTP330W程度、悪いときは250Wでも吐きそうになって頭痛もしてきて、その中間の調子はない感じ。悪いほうにあたりたくないなあ…と思っていたら、願いが通じたのか、体感パワーがわいてくる。どうやら、調子いいほうだ!いける!一時間を少し超えるレース時間とすると、320Wは出るはず。(体重があるのでちょうど4倍だけど…)
人がたくさん走ってるおかげでいくらでも集団が形成される。オーバーペースの集団からは「切れまーす」って言いながら余裕もって離れて、後ろから追いついてくる人を探して、というように割と回りを見ながら進められた。(どんどん遅れてるだけともいう)
減量度外視でトレーニングしたツケで、おなかに付いた肉は、トレーニングで向上したパワーをもってしても全然もちあげられない。結局、抑えて抑えて、ラスト2kmの表示からだんだんあげていって、なんとか73分26秒でゴール。(このタイム、4~4.1倍くらいのタイムだそうで、パワーメーターの数値通り。)
目標の70分にぜんぜん届かず残念な感じだったけど、数字は正直。
なにはともあれ、景色も見ながら気持ちよく登れて、楽しかった!

脂肪込み78kgをもちあげたで賞。



ゴールしたのは8時13分だけど、9時過ぎになって下山開始。てっぺんに1時間滞在したことになる。天気も景色もよかったのでいいけど!
下山は途中でブレーキ握る手が疲れちゃわないようにという配慮なのか、ときどき先導車が止まりながらゆっくり下山。たっぷり一時間かけて、10時15分頃に会場着。下山渋滞に巻き込まれたくないので、会場スルーしていきなり乗鞍高原を離れる。あ!完走証もらうの忘れた。
松本市に11時過ぎに帰り着いて、嫁子供と合流。そのまま松本市内のアルプス公園というところで夕方まで子供と遊びまくった。

広い原っぱで走り回れたり、展望台から乗鞍岳が見れたり、巨大な丘みたいな遊具があったり、森の中を貫通するような長大な滑り台があったり、ボブスレーみたいな巨大コースターで森の中を駆け抜けたり、なかなかの規模の公園。そのわりに空いてる。子供が堪能してくれたみたいでよかった。松本市いいところやなあ。
嫁さんはこの公園のあずまやでゆっくりするのが気持ち良かったんだとか。結局、晩ご飯まで松本市内で食って帰途につきましたとさ。充実した週末でした。

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